お姫様の苦悩
若王子さんの車で行く事になってるんだけど、男にこんな事されたのは始めて。
車に乗るとドアを閉めてくれ、若王子さんは運転席に回り乗り込んで来る。
「いい天気ですね。」
窓から見える空は雲一つない青空が広がっているけど、私達がこれから行くのは水族館。
まぁ、天気は晴天でも関係ない。
「若王子さんって姉と同期なんですよね?じゃあ、年も一緒ですか?」
「はい。」
「なら、敬語使わないで下さい。疲れるでしょ?」
沈黙が苦手な私は、そう口にしていて横目でチラリと盗み見すれば変わらぬ微笑みの若王子さん。
これから行く水族館の話でもすればいいのに、なんで距離を縮めるような事言っちゃったんだか……。
「じゃあ、若王子さんは止めてくれませんか?」
ホラ、こうなってしまうんだよね。
車に乗るとドアを閉めてくれ、若王子さんは運転席に回り乗り込んで来る。
「いい天気ですね。」
窓から見える空は雲一つない青空が広がっているけど、私達がこれから行くのは水族館。
まぁ、天気は晴天でも関係ない。
「若王子さんって姉と同期なんですよね?じゃあ、年も一緒ですか?」
「はい。」
「なら、敬語使わないで下さい。疲れるでしょ?」
沈黙が苦手な私は、そう口にしていて横目でチラリと盗み見すれば変わらぬ微笑みの若王子さん。
これから行く水族館の話でもすればいいのに、なんで距離を縮めるような事言っちゃったんだか……。
「じゃあ、若王子さんは止めてくれませんか?」
ホラ、こうなってしまうんだよね。