お姫様の苦悩
10:ラジカリスト
『もう、やだやだぁ。蜜姫ちゃんたら可愛い〜。』
「聞いてる?私の話聞こえてる?」
『やっぱり運命ってあるのよぉ。』
「わかったわかった。ビターに来るようちゃんと言っててよ。若王子さん1人でだからね。お姉ちゃんは来ないでよ。」
昼休みに姉に電話すれば、勝手に1人で盛り上がり真っ昼間から夢物語を語り出す。
貴重な休憩時間を削られるわけにはいかないと、用件を伝え電話を切ったが大丈夫なのかと安心出来ない。
譲さんの会社近くにあるビターというモダンで雰囲気のいいカフェで話そうと勝手に指定したが、ちゃんと伝えてくれるだろうか……。
あと3時間で仕事が終わるから急いで帰って着替えてカフェに向かう。
今日は残業をしてはいけない日だと言ってたから話すには十分時間はある。
ふぅーと息を吐き、譲さんに伝える事を頭の中で整理する。
「聞いてる?私の話聞こえてる?」
『やっぱり運命ってあるのよぉ。』
「わかったわかった。ビターに来るようちゃんと言っててよ。若王子さん1人でだからね。お姉ちゃんは来ないでよ。」
昼休みに姉に電話すれば、勝手に1人で盛り上がり真っ昼間から夢物語を語り出す。
貴重な休憩時間を削られるわけにはいかないと、用件を伝え電話を切ったが大丈夫なのかと安心出来ない。
譲さんの会社近くにあるビターというモダンで雰囲気のいいカフェで話そうと勝手に指定したが、ちゃんと伝えてくれるだろうか……。
あと3時間で仕事が終わるから急いで帰って着替えてカフェに向かう。
今日は残業をしてはいけない日だと言ってたから話すには十分時間はある。
ふぅーと息を吐き、譲さんに伝える事を頭の中で整理する。