君と約束した日

要先生の手が私の頬へと動いた。

「熱いな...ちょっと体温計ってみ??」


体温計を受け取った。


『そんな、熱なんてないよ』


「いいから計る!!...そういえば今日夏樹ちゃんのお父さん来るから。」


『お父さん忙しいのに...。なんで呼んだの??迷惑じゃんお父さんに』


「そんな迷惑だなんて...。」

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