*殺し屋くんと甘い恋?!
茶髪のサラサラの髪の毛に、大きい目。
まだ幼さが残る表情。
あたしは今の状況を忘れて陸斗を見てしまった。
「・・・・・・雨音の弟の雨音陸斗・・・。
ちっ・・・。なんなんだよ邪魔ばっかり」
真城くんが呟く。
なんで知ってるのよ・・・。
「・・・え、俺の名前・・・?
てか、この人誰?姉ちゃんの彼女?」
「・・・や、そんなわけないし!!
りっ・・・陸斗こそどうしたのこんな時間に!!」
あたしは慌てて大きい声を出す。
もっとも、焦ったのはあたしだけだったけど。