*殺し屋くんと甘い恋?!
「・・・正直、依頼者の名前は知らねえよ。
普通の依頼者なら教えるのが普通だけど今回の依頼者は・・・俺には普通に見えなかった・・・。
ま、日本トップクラスの雨音財閥のお嬢様暗殺とくれば・・・依頼者も普通じゃねえだろうけどな。
・・・コードネームはMr.Xつったかな・・・。」
「・・・・・・Mr.X・・・?」
呟くように淡々と話しだす真城くん。
・・・Mr.Xって・・・誰・・・?
「俺にはそう名乗ってたけどな。
見た目は超日本人だったけど。
まー・・・ボスは依頼者の名前くらい把握してるだろうけど」
「・・・・・・・・・どんな顔だった?」
「バーカ。そこまで喋ったら
俺が信用なくしてクビになんだろ」
呆れたような表情であたしを見る真城くん。
う・・・結局誰か全く分かんないし・・・。