あいつとの契約
ホームルームが終わると梓の事情聴取が始まった




あたしは契約のことは言わず、和哉にコクられたということを梓に話した




「へ~、それで髪の毛は和哉くんに切られ、スカートの長さも和哉くんに言われたからと」




「うん」




梓は机に肘をついて手に顎をのせて話を聞いていた




「ま、いいんじゃない? 楓が和哉くんと付き合うことにしたのは驚きだったけど」




ドキッ




「なんとなくだよ」




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