MESSAGE
『○月×日


僕たち三人は、この山荘で救助を待とうと言ったが、達也達はそんなの待てないって言い争いになった


結局おとなしくここで待ってろって、衣服やバックを奪われ地下に閉じ込めて出ていった


なぜ閉じ込めたのかその意図は僕にはわからない……あいつらが生きて助けに来たら聞こうと思う



○月○日


あれから三日………もう………きついよ……ここから出たい……



がむしゃらに壁を引っかき回してたら、ガムテープを貼られて隠された通気口を見つけた



それは外への入口だった……



けど俺達三人とも小柄じゃないから抜けることはできなかった……


無常に時はすぎたんだ………迎えはこない……



寒い…寒いよ…



……ごめんな美穂…兄ちゃんいなくなってもしっかり自分の道を歩めよ』
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