オレンジ色の朝に

そんな事を思い出してると朔の声がした。



「ゆーいー!俺のパンツは?」



恐らくシャワーを浴び終わったのだろう。

脱衣所から朔の声が響く。


あ、今日の昼に畳もうとしてたのにすっかり忘れてた!

「ごめん!まだ乾燥機ん中にある〜!」


「ほいほーい」




脱衣所から朔が寝間着と同じ服装で出てきた。

髪の毛はまだ濡れている。


そのまま部屋へ行きクローゼットの中を見てなにか探してる音が聞こえる。


< 9 / 18 >

この作品をシェア

pagetop