さよならマイヒーロー
俺にほのかのお願いを拒絶し続けられるわけもなく、ほのかが満足して帰る頃には俺は完璧『お兄ちゃんを沢田先生の魔の手から救う会』の会員に認定されていた。
必要ねぇだろ、とか。遥さんがそんなか弱いたまかよとか、つっこみたい。
全身全霊を持って突っ込みたい。
でも、なぁ。
「ありがとうたっちゃん!」満面のほのかの笑みにほだされてしまうくらいには、俺はほのかのことが好きだったりするんだよな、残念なことに。
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