君を好きになった日
「?どした?」

「うっ、ううん!なんでもないよ?帰ろ?」


私は慌てて彼から目をそらして、足早に歩き始めた。

彼は校内では少し離れ気味で歩いてたけど、校外になると隣を歩いている。



歩くと時々触れる手…

手が触れるたびに少し距離を空ける



その空間がドキドキと胸を鳴らす…

沈黙が5分ぐらい続いた。

すると、服部君が話し始めた。



「島川って俺の事好きじゃないでしょ?」

「え…」



ばれてる?私が彼を好きじゃないって事…

あれ?でも、好きって言ってないか…


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