君を好きになった日
帰り道、いつものように涼太と帰り、分かれ道で別れる。

ふと前を見ると、家の方から誰か歩いてきた。



「あ…」



思わず声が漏れた

…たっくんだった



何食わぬ顔で通り過ぎる…

いつもは出来るのに、今日は何故か出来なかった。


脈が一気に上がり、今朝のたっくんのいつもと違う雰囲気が蘇る…



何なんだろう、この感じ…

すると、すれ違おうとした時に、たっくんが私の手を掴んだ。



「…っ?!」


< 26 / 65 >

この作品をシェア

pagetop