君を好きになった日
「嫌われてもいいって思った。これで、お前を守れるならって…」



ふわっと優しい香りが私の身体を包んだ...

私を抱きしめるたっくんの力が、少し強くなる



「だけど、やっぱお前に嫌われるのはイヤだった。約束を破りたくなかった…」



"約束"



本当に…

本当に…今、いったよね?



約束って…


「約束を守る。俺は、真麻だけが好きだ。ずーっと、これから先も…」



照れたように笑いながら言う。

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