サカミチ~君と奇跡の恋~



明日になった。
あれから友菜はどうやって寝ついたのか。
よく覚えていない。
でも、昨日の事は夢じゃないんだよね?
隣の席に丹羽がいる毎日のはじまりだ。

  「いってきます!
  「いってらっしゃい。」

元気よく家を飛び出した。
早く学校に行きたい。
丹羽の隣に行きたい。
そんな気持ちで溢れていた。
顔がにやけてしまう。
  「会いたいよお」
独り言まで出てしまった。
恥ずかしかった。
でも声に出したら、もっと会いたくなった。


学校に着くと、教室に駆け込んだ。
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