サカミチ~君と奇跡の恋~
すると、また大きな揺れが来た。
「あ・・・・・・」
友菜と丹羽はこれ以上近づけないってくらい接近した。
胸が爆発しそうになった。
「あ、ごめんな」
「ぜ・・・・・・んぜん」
丹羽は移動してしまった。
もし、あのとき丹羽を見つめていたら、キスしできるほどの距離だった。
思い出すたび、火照ってしまった。
もうやばい。
それしか考えられなかった。
あのたった10秒が、友菜の思いを大きくしていった。
やっぱり大好き。
もう、絶対諦めないって思ったんだ。
あのときは・・・・・・