サカミチ~君と奇跡の恋~



校外学習を終えて、帰っていた。
相変わらず火照ったほっぺ。
友菜の心は弾んでいた。
もう、忘れられない。
  「友菜のシャーペンそれ?」
愛莉はバスの下に落ちているシャーペンを指差した。
それは、友菜のものだった。
  「あ、ほんとだ。でもいいやあ汚くなっちゃうよ」
シャーペン一本くらいって思って、帰ろうとした。
  「そっか。じゃあ帰ろう」
汚くなったシャーペンなんていらないし。
そう思っていた。



  「ばいばーい」
愛莉を分かれて、一人で帰っていた。
  「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
友菜気持ち悪い。
なんて思いながらも、でてしまった。
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