サカミチ~君と奇跡の恋~



  「これで決まりだからな。」
  「はい!」
先生からのオッケーもでた。
これで友菜の隣は丹羽。
嬉しい。
みんなに言いたい。
でも、そんなこといったら丹羽のことが好きみたいになる。
それは嫌だな。
・・・・・・好きじゃないもん。
憧れだもん。


席替えを5時間目に控え、昼休みに違うクラスの親友の西原玲と話していた。
  「次席替えするの!」
自慢げに話した。
  「そうなんだあ。隣の席は?」
心臓がドキっとする。
丹羽の名前を玲の前で言うんだ。
  「・・・・・・丹羽だよ。」
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