双子☆Love
「じゃあ、暇かもしれないけど、ゆっくり眠りなさい。」




……あのさ、梨香と同じ部屋で寝るって何?




「あの、梨香と同じ部屋ですか?」




「とりあえずね。もちろん夜はまた考えるけど、あなたたちは真面目そうだし、何も起こらないでしょ?」



そりゃそうかもしれないけど、男女を




しかも俺が好きな女の子と同じ部屋で寝るなんて、あり得ない。




余計に熱があがりそう……。




「優ちゃん、どうしたの?とりあえず寝ようよ。夜までに熱を下げないと。」




「えっ?あぁ……うん。」



梨香は普通だ……。ちょっとくらい意識してくれてもいいんじゃないかな。




そんなことを思いつつ、二つ並んだシングルベッドの左側に横たわった。



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