双子☆Love
「今日はどこに行くんだっけ?」


僕は、悠斗に尋ねた。




「うーんとねぇ、今日は午後一番の飛行機で帰るみたいだから、そんな大したところには行かないみたいだよ。確か、近くの牧場的なところにいくみたい。」




「牧場?なんか、イマイチだなぁ……。」




だって、楽しそうなイメージないし……。




「仕方ないよ。決められたことだもん。」




悠斗は、ようやく服を着てそう言った。




「あれ?優介。携帯が光ってる。」



確かに悠斗の近くで充電していた僕の携帯に、メールの受信を知らせるランプが点滅していた。



「誰だろう……。」



僕は、何気ない気持ちでメールを開いた。
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