双子☆Love
レストランの入り口で梨香を待とうと、立っていることにした。



続々と現れる同級生たちは、不思議そうな顔をして俺を見たあと、レストランに入っていく。



……見せ物みたいだけど仕方がない。




それからしばらくして、ようやく梨香が現れた。




「佑樹?どうしたの?」




「……梨香を待ってたんだ。」



俺の言葉を聞いた途端に、梨香の顔が赤くなる。



昨日、みんなの前で告白しといたから、周りの目を気にしなくていいのが嬉しい。



「ごめんね?」



「何で疑問形なんだよ?」



「だって……私が頼んでないのに。……あっ、待っててくれたのが嫌なわけじゃないよ。」



自身の言葉を必死にフォローしている姿が、またかわいかった。



「分かってる。で、何してた?」



「うん。優ちゃんにメールしてたの。」




その言葉を聞いて、ご機嫌モードから、一気に不機嫌モードになる。



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