双子☆Love
なんか、佑樹を怒らせちゃったみたい。




……優ちゃんの話したのがいけなかったかな?




「あら、梨香。用事は済んだの?」



すでに結花ちゃんと悠斗くんは朝食をとりはじめていた。



なんなら、もう食べ終わりそう。



「梨香ちゃん。どっちか決めたんだってね。」



悠斗くんは、潤んだ瞳で私を見つめる。



「……うん。もう迷わないことにしたの。」




私は、そう言って笑った。



「優介、何だって?」




「分かったって。だから牧場で結花ちゃんと過ごせないけど……。」



「いいわよ。私は、悠斗といるから。」




「うん。」



悠斗くんは嬉しそうに微笑んだ。
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