双子☆Love
……今、すごく幸せ。



佑樹のこと、私が幸せにしないといけないらしいけど。



でも、私が笑っていればいいみたいだし、佑樹のそばにいれば笑顔でいられるんだって。




ずっと、私は幸せなんだ。




「……なぁ、キスしてもいいか?」




「えぇ!?ここで?」





さすがにそれは躊躇した。



だって、空港だし……



……気づいたときには、私の目の前に佑樹の整った顔があって、唇に柔らかいものが触れていた。



それが、佑樹の唇だってことを理解できたのは、少し遅れてだった。




「……ファーストキス。これからはいっぱいキスするし、抱き締めるから覚悟しとけよ。」





「……うん。」
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