-獄蝶-

-2

あれから、泣いて泣いて…

あっという間に



昼休みになった。
あいつらが来たことによってアタシは、避けられてる。
いや、別に友達とか欲しくないから良いんだけど。

それより、葵だ。

目も合わせてくれなくなった。

さっきのは何だったの?

アタシの勘違い?

「後藤海來~?いねぇのか~?」

実は、本名じゃないから時々気付かない時がある。

本名は、本城礼華。ホンジョウライカ

ここでは、葵しか知らない。

「…何?」
…アタシいちごミルクメロンパン食べたいのに。
「翔太が呼んでるぜ~?」
…よく、顔を見ればさっきの馬鹿野郎だ。

ってか、翔太って誰よ。

「いや、普通用がある方が来るんじゃない?」

知らない奴に勝手に呼び出されて、ノコノコ
ついて行くようなバカじゃない。

正論なハズなのに、
「おれらが誰か分かって言ってんの?マジで。」

…知らんもんはしらないってばー。

「…自己紹介も何も無いんだから知らないのは当たり前でしょ?」

知ってたら怖いわ(笑)






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