-獄蝶-
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この、浦乃ってヤツ等は暴走族らしい。
…って事は、葵も…?
いや、獄蝶は解散した。
だから、桜華に居てもおかしくないけど…。
そんな事を考えながら、結局ノコノコとついてきた所は、
旧図書室。
こいつらのたまり場らしい。
獄蝶の時もあったなぁ~たまり場。
「みーんなぁ!
みいちゃん
連れて来たよ!」
…いつの間にか、この浦乃って奴には、みぃちゃんって
呼ばれてた。
「…どーも?」
一応、挨拶?
「てめー!!」
いきなり、胸倉を掴んできたのは多分頭だと考えられるヤツだ。
「あ、待って!みぃちゃん、俺らの事知らなかったんだって。だから許してやって?」
いや、別に許さなくてもいいですけど?
「「マジで!?どんだけだよ」」
なんか、NICEはもりなんですけど(笑)
「「ごめん」」
何故か謝られた。
「俺は、沢口春斗だよ、よろしくね。」
と、にっこりほほ笑むインテリ系。
絶対、コイツ腹黒いわー。
「…朽木桜」
…桜?コイツが?
いや、朽木桜…どっかで聞いたことある。
「で、こいつは…「数根葵」
知ってるよ。葵だもん。
「私は、「「「知ってる。」」」
言おうとしたのに、浦乃・朽木・沢口の3人に遮られた。
「・・・そう。」
・・・で?
「用無いの?アタシ人と会う約束あるから帰るね。」
今日は、雨(ウルル)に誘われてるんだ。
「男…?」
そう、浦乃に聞かれたけど無視して帰った。