-獄蝶-
-2
バッ―…!!!
大好きないちごミルクメロンパンの袋を開けた瞬間だった。
―ボトッ―…
「オエッ…!!」
「みぃちゃん!?」
…吐き気がした。
幸い、皆の前で吐かなかった。
トイレが近くてよかった…。
何だろう…食あたり?
「みぃちゃん大丈夫?」
外から、翔太の声がする。
「大丈夫だよ、少し保健室で休むね。」
そういうと、翔太が帰って行く足音が聞こえた。
そして、トイレから出て保健室に入った。
のに、誰もいなかった。
とりあえず、ベッドを借りて眠りについた。