-獄蝶-
「―ガタン―…!」
雨!?

「チョッ!?今から行くから!そこで待ってて…!」

雨がいなくなったら…そんなの…

「…海來ちゃん、大丈夫?何か大変そうだけど…」

春斗の声でハッとした。

「彼氏か?」

と、空が。

急がなきゃ!

ココは、保健室。残念なことに3階だ…


でも!そんなの気にしてられない!

「ちょっ!みぃc?何考えてんだ―…!」

翔が言い終わる前に飛び降りた。


―バサッ―…


私は、不死身なんだ。


電話をかけながら飛び降りた。

着地と同時に幹部の竜貴が出る。

「竜貴!迎えに来て!」

校庭が無駄に広いのは、きっと抗争するため。

だから、校門にたどりつく頃には竜貴が来てる。


「「「待って!!」」」

後ろから来た3人は、階段で下りて来たのだろう。


ヴォンヴォン

ものすごい爆音で中に入って来たのは竜貴で、


「「「男!?」」」

と、後ろの3人が驚いている間にバイクに乗っかった。

「竜!」

「了解!」

…雨…


「着いたよ。」

「ありがと!」

急いで、ドアを開けた。

「雨―!?」

だけど、そこには雨じゃなくて…

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