ピュアハート
う~ん、涼しい。極楽だ~。
リラックスしてると、誰かが後ろからポンと肩を叩いた。
振り向くと、そこには笑顔を浮かべたリュウさんがいた。
「リュウさん!?」
驚いた私は、思わず大きな声を出してしまい、ユリカに口を塞がれた。二人に「しー!」と言われ、体を小さくした。
「久しぶり。用事があって来たんだろ?俺も調べものがあってね。後でゆっくり話そう?君たちの用事が終わったら声掛けて。あそこにいるから。」
そう言って、何冊かの本やノートが乗った机を指差した。