ピュアハート
「…リュウさんて、褒めるの上手ですね。
こんなのしか作れない自分に自信がなかったのに…落ち込まずに済みました。」
「こんなのは何回もするうちに、だんだんうまくなっていくもんだよ。
それに、俺は見た目は気にしない。
だって精一杯頑張って作ってくれたんだろ?
その気持ちの方が嬉しい。」
ああ、この人は何て優しい人なんだろう。こんな人が彼ならいいのに…
そんな事を思いながら、リュウさんを見ていると、今まで目を見て話していたのに、いきなりフイッとそっぽを向いてしまった。
え…何で…?
「リュウさん?どうしたの?」
顔を覗きこむように首を傾げると、顔が赤い?