ピュアハート


「はい。だからさっきからそう言って…。」

「わかった。それ、俺だけど俺じゃないから。」


「は?意味わかんないんだけど。」


「俺じゃない事、証明するよ、それから女の人の事もね。今から一緒に来て。」


と、真剣に言うリュウさんの迫力に押され、手首を引っ張られながら店を出た。


リュウさんはずっと無言のままだった。


一体、どこへ連れて行く気なんだろう…?


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