傷だらけのラブレター



まるで、最初からこうなることを予測してたかのように。


まるで、何かを感じとるかのように。




感情の掴めない笑顔を漏らす、直也。





「…じゃあね。」





――…あぁ、またどこかへ行ってしまう。




直也は私から背を向け、私がいない世界へと歩いていった。



















< 163 / 459 >

この作品をシェア

pagetop