傷だらけのラブレター



やっぱり、直也のことが好きで、好きで、好きで。



その想いを、捨てることなんてできない。




…この気持ちも、もう末期なのかもしれない。





『……。』





そんな時、ふと頭を横切ったのは、お医者さんの言葉。





“手術をしなければ、治ることはない。”





…ねぇ。



本当に手術をすれば、治る確率があるんですか?




少しでも、直也との未来が見られるんですか?





< 196 / 459 >

この作品をシェア

pagetop