傷だらけのラブレター
ドクン、ドクン、ドクン、と。
規則正しかった心拍数が、震えるように早くなって、私の心を締め付ける。
…かっこいい。
多分、女の子みんな。
…いや、男の子でさえも、こんな姿を見たら、かっこいいと認めざる終えないと思う。
みんなが格好いいと目を止めちゃうんだもん。
直也が好きな私にとったら、この光景は鼻血もの。
『……。』
いつか。きっと、いつか。
直也が私のことを好きじゃなくなって、他の子を好きになる時が来るのかな?