傷だらけのラブレター



だけど……、もし。



もしも、こんな私でも一緒にいたいと思ってくれるなら。



私の手術を、応援したいと思ってくれるなら。




今度こそ、一緒に生きよう。





『……。』

「……。」




直也に与えられた2つの選択肢と、沈黙。



静けさが、より一層強くなる。





「…あのさ。」





――…ねぇ、直也。



あなたは私を突き放すことも、一緒に支えあうことも。




どちらとも、選ばなかったね。





「…今の俺には、応援することはできない。」




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