傷だらけのラブレター



『……。』


「……。」





お互い、なにも話せなくなった。


話すのでさえ、酷すぎるこの状況。




一瞬の沈黙が、とてつもなく長いものに感じた。





『……。』





俺には、全くわからない。




なんで、姉ちゃんなの?


なんで、姉ちゃんばかりが、こんなことにならなくてはいけないの?





病気はなぜ、姉ちゃんを選んだ?





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