傷だらけのラブレター
「だけど愛未ちゃん、直也くんにベタ惚れすぎるからさ。」
『えっ!?』
「もう、見てるこっちが嫌になっちゃうぐらい。」
『な、なんかスイマセン…。』
なぜか、平謝りしてしまう私。
あっちこっちに話が飛ぶ浅野目くんに、ますます思考がついていけなくなる。
そんな私に浅野目くんは気づいたようで、浅野目くんは小さく苦笑いした。
「だーかーらー。」
グイッ、と。
突然机に身を乗り出した浅野目くんによって、自然に距離が近くなる。