危険No.1俺様王子とド天然姫
むっすーとしてる私を見て
那加は、ため息を1つついて
私の耳元で囁いた。
「黒峰様が、笑ってるよ」
…えっ!
私は、嫌々ながらも
黒峰僚を見た。
そしたら、私の方を見て
*ばーか*と口パクをして
笑っていた。
「なっなによー!!」
私は、勢いで叫んでしまった。
「おっなんだ?
加奈、学級委員すんのか
じゃっよろしくな!」
「えっ!?なんで」
私は、叫んだだけなのに
学級委員になっていた。
「じゃっ!男子は俺で
問題ねぇーよな?」
黒峰僚は、野獣のような目で
クラスの男子を見回した。
男子は、全員首を横に振った。