危険No.1俺様王子とド天然姫




「俺の後ろ乗っけてやるよ」



そう言って僚は、
私をバイクの後ろに引きよせた。



「あっ…うん」



そう言って私は、寮の後ろに座った。
そしたら、私の腕を僚の腰に回して


「しっかりつかまれよ」



「んじゃ!ゆーま
またあとで」



「遅れんなよ」



「わぁーってる!
行くぞ加奈!!」



そう言って僚は
バイクを動かした。



バイクはすごい音を立てて
暗闇の中を走り出した。



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