危険No.1俺様王子とド天然姫
バイクが走っている方向は
私の家とは逆の方向だった。
「…ねぇ、どこ行くの?」
「ん?俺的には
まだ帰したくねーな
と思ってよ~」
「ちょっ、ちょっと~!!」
僚は、ハハッと笑って
「うそうそ」と言った。
「じゃあ、どこ行くの?」
「どこも行かねーよ
ただ、遠回りして
もっとお前といたいだけ」
なんでこの人は
恥ずかしい事を
サラッと言えるのかな?!
言われるこっちが
恥ずかしいよ…