鈍感彼女


「失礼ですがお祖母様?今更ながら私達が入るクラスなんかを移動できたりするんですか?」

そう、今あたしが1番聞きたいことだ。

多分紗香も一緒。

「もちろんよ!
けれど、紗香と杏柚ちゃんのことはどうにかできるけど、全体的にはさすがに無理ね。

一緒で良かったならそれで良いのよ?」

「「……。」」

なんか、すごいのかも分からずその場にショートしている2人…。

「いつまでも突っ立ってたら入学式間に合わないわよ?
あ! 何も言わないから適当に2人一緒にしちゃうね♪」

なんてテンションが高くて自由奔放な方なのだっ!?

昔からお世話になってたけど、やっぱすごい方だ。
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