鈍感彼女


「寂しくなったら電話しろよっ☆」

はぁ~!?

「さ、寂しくなんかならないしっ!」

子供じゃあるまいし…

「まっ
嫌でも電話したくなるようになるから安心しなっ♪」

なんだそりゃ~

「あと、俺の呼び出しは絶対だからなっ!

来なかったら…

分かるよな?」

「はい…」

どうせあたしの正体ばらすんでしょ?

弱み握られるってこう言う事ですか…。

「したらまたなっ!」

「あっうん!」

振り向き玄関に入ろうとした時、いきなり腕を掴まれ、抱き締められた。




チュッ…

額にキスされた。

「また明日っ!」

満面の笑みを向け、
帰って行った。




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