鈍感彼女


そんなこと思っていると…

「あ~っ!!」

そう言えば、紗香と喫茶店で待ち合わせしてたんだぁ!

「お前、大声だしすぎ」

龍がうるさそうな顔をした。

「ご、ごめん…」

早く行かなきゃっ!

「龍に優輝君っ!

あたし友達と約束してるから行くね!」

そう言ってあたしは走った。

優輝君は『またねぇ!』って言って手を振ってくれた。

龍もあれくらい可愛気があったら良いのに…






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