鈍感彼女
「やめて下さい…」
「その顔、そそるぅ~」
いちいち語尾を伸ばして…キモいっ。
すると、
「嫌がってるのに強引だなぁ~
女の子に嫌われちゃうよ?
あっ!
もう嫌われてるかっ☆」
そう言って、ケラケラ笑っている男の子がいた。
振り向いてみると、
笑顔がとってもかわいい男の子がいた。
「なんだこいつ…
って言うか、連れって男だったのかよ。」
そんなことを呟いて、
立ち去って行った。
「なんもされてない?」
「は、はい!
ありがとうございます…」
「別にっ♪」
あっ…
この人かっこいいのに、
笑顔はかわいい…
羨ましい…
「俺の顔になんかついてる?笑」
「えっ…いや…。」
「そっかぁ!
あぁいう男には気をつけなよ!」
「はいっ…
ありがとうございましたっ」
「じゃっ!」
そう言って去って言った。