鈍感彼女


―陸上競技会 当日―



「ひっろ~い!」

さっきあたし達は、
会場に着いた。

紗香は目の前のグラウンドを見て興奮中。

良いとこのお嬢様なのに、広いところを見ると騒ぎ出すんだよな~

紗香7不思議の一つ。笑


「A組のみなさんは整列して下さぁい」


まず始めはクラス対抗の50m走。

あたしは5位中3位になり、微妙な位置につくことができた。

このくらいが丁度良い。

「杏柚~!
あたし2位になれたぁ♪」

「紗香にしてはすごいじゃんっ!笑」

「うわっ…
いくら運動音痴でもちゃんと走れますよ~だ」

本当紗香は可愛い。

こう言う不器用なところに男の子は惹かれていくんだろうな~…




< 128 / 173 >

この作品をシェア

pagetop