鈍感彼女


「人工密度高過ぎだよ~」

すると、小さくなりながら前に進んでたあたしに誰かがあたしの肩にぶつかってきた。

相手は誰だか分かんないし多分悪気があったわけではない。

でもその反動で眼鏡を落としてしまった。

「あっ…。
どこいったぁぁ~」

元々目が悪かったわけではないけど、
人が多すぎて見つかんない…

「ない…え!?きゃっ!?」
誰かに腕を捕まれ人込みの外に連れ出された。
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