鈍感彼女


出席番号だから俺は1番始めだな。


ホイッスルの音とともに駆け出した。


楽勝~

ゴールイン というところで…

「キャ―――」

悲鳴が聞こえた。

なんだと思い悲鳴のする方へ行くと、
誰かが倒れていた。

良く見ると杏柚だった。
担当のせんこーも来て声をかけていた。


俺は近付き、
「俺が運びます。」



なぜか言っていた。

そのまま杏柚を抱っこし、
保健室まで連れて行った。





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