鈍感彼女


カラカラ───────





「あれ…
龍いないのかなあ??」

「誰がいないの?」

「龍が…



って、えーー」

「うっせ」

なんて自己中な人なんだ。
「すみません…」

「てか、最近お前俺のこと避けてない?」

「そ、そんなこと…」

「あるだろ」
まさかの龍から聞いてくるとは───

「ちゃんと話してくんね?」

「そのつもりで龍を探してたんだけど…─────────







< 165 / 173 >

この作品をシェア

pagetop