鈍感彼女

再び出会い



ガラガラッ

A組の扉を開けた。

ぅ゙っ…。
自分に向けられている訳ではないけど、男女からの視線が痛いです…。

そりゃそうだよねっ。
隣りには絶世の美女がいるのだから…

紗香はやっぱり気にしていないみたいでスタスタ中へ歩いて行った。

『あの子かわいいっ』
『あの子と同じクラスとか俺最高だっ!』

『隣りの子、超ブスねっ』
『あの子と釣り合うとでも思ってるのかしら』

などなど、中傷のお声までばっちり聞こえているのです。

いつものことだからあまり気にしないつもりだけど、やっぱいつになっても慣れませんね。笑
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