鈍感彼女


杏柚-サイド


あ゙~
なんかこっちの席に向かって歩いてきたぁぁ!

そして、目の前を通り過ぎる時、バッチリ目が合ってしまった。

恥っ…。
何か異常に自分がわたわたしていて落ち着いていないことが分かった。

すぐにこっちから目を逸してしまった。

するとするとっ!!
なななんとっ…。
通路を挟んで隣りに座ってきた。

まだ席の場所が決まっていないので、基本座るところは自由だった。

だから、もちろんあたしの隣りは紗香なのだっ♪
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