鈍感彼女


紗香の家系を思いかえしていると…。

「……ゆ。……んゆ!」
「へっ!?」
いきなり呼ばれて変な声がでてしまった。

「へっ!?…じゃないわよ!なぁにボケっとしてんの。」

紗香に突っ込まれ、
少しがくっとなった私だった。

「早く中に入ろ!?
風邪ひいちゃうし、おばあちゃんに挨拶しなきゃっ。」
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