鈍感彼女


変な奴…。

俺も校長室に行かなきゃいけねぇけど、
あいつが帰ってくるのも待ちたい…。


明日謝ればなんとかなるだろっ!!

そう思い、俺は杏柚を待つことにした。


「杏、いつになったら戻ってくんだ?
もう5時だぞ?」

何時間待たせんのか分からない…。
(↑勝手に待っているだけ)

すると、
杏の声がした。


びっくりしてたけど、
俺が送って行くって言ったら素直に『ありがと』って言って微笑んだ。

かわいい…。

ん?
俺は馬鹿か?

調子狂うってぇの…。

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