鈍感彼女


手をひかれ、中に入って行った。

「ねぇ。なんか見られてない?」

さっきから、男子の視線が体にぶつかって痛いです…。

「ん!?そんなの気にしないのよっ。」

本人はいつものことだからと言うように気にしないようだけど、
私から見れば紗香は色白だし、焦げ茶色のショートボブヘアーは大きな瞳の色に合っていて、
そこらへんの男子が放っておく訳がない美人さんだ。
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